ウィッグのお手入れにベビーオイルを使う方法と注意点は?
ウィッグを長く良い状態で使い続けていくためにはウィッグの選び方も大事ですが、さらに大切なのがどのようにお手入れをするかということ。いくら高級なウィッグや価格の割に品質の高いウィッグを購入しても、その後のお手入れによって台無しになってしまうこともあるのです。
ウィッグは人毛のタイプもありますが、多くはファイバーでできた人工毛なので、それに合わせたお手入れとケア用品が必要になってきます。ケア用品の中でも代表的な物が、ウィッグ専用のシリコンスプレーやオイルスプレーです。
ただ、ウィッグ専用品は価格も高く、切らしてしまった時に気軽に手に入れにくいというところが難点です。そんな時に専用オイルスプレーの代用されているのがベビーオイルですが、どのように代用していけばいいのでしょうか?
ウィッグ専用のオイルの効果や使い方は?
ウィッグのお手入れで大切なのが使用後のブラッシングですが、ブラッシング中に絡まってしまい、かえって状態を悪くしてしまうこともあります。
これはファーバーでできたウィッグに静電気が起きやすいことが原因で、ブラッシングすると摩擦によって静電気が起き、ウィッグの毛が絡まってしまいます。
ウィッグ専用のシリコンスプレーやオイルスプレーには、ブラッシングの際の静電気を抑えてくれる働きがあります。静電気は乾燥すると起きやすいため、湿度を与えて静電気を鎮めてさせるのです。
また、湿度が加わり、オイルやシリコンでコーティングされることで、指通りも良くなってブラッシングがしやすくなります。まず、ウィッグの埃をブラッシングで軽く取った後に、スプレーをかけて指通りを良くしてから丁寧にブラッシングしましょう。
ウィッグ専用のスプレーには静電気を防止したり、指通りを良くするだけでなく、ウィッグに艶を出す効果もあります。
ウィッグ専用に代用できるベビーオイルとは?
ウィッグのために作られた専用品はもちろんお勧めですが、ベビーオイルは成分としても安心で、ウィッグ専用スプレーと同じような効果を得ることができます。
ベビーオイルとは、赤ちゃんの保湿のために用いられるオイルで、肌に優しいため、大人でも保湿のために使用する方も増えているのです。ベビーオイルの成分はミネラルオイルが主成分となっていて、低刺激で安全性が高いものと考えられています。
ジョンソンのミネラルオイルなどが有名ですが、価格も安くどこでも手に入りやすいため、ウィッグ専用のスプレーの代用品としてちょうどいいですね。ウィッグをあまりべたつかせないために、さらりとしたタイプのベビーオイルやベビーローションを用いると良いようです。
ベビーオイルを用いる時の注意点は?
ベビーオイルは手のひらで薄く馴染ませて、少量ずつ使っていきます。ベビーオイルと水(できれば精製水)を混ぜてスプレーのように使ってもいいですが、その場合はなるべく早めに使い切るようにしましょう。
ウィッグ専用のスプレーの場合も同様ですが、あまりつけすぎるとべたべたしてしまったり、艶が出過ぎて不自然になってしまうので気をつけたいですね。ウィッグのスプレーの代用品としては、ホームセンターなどで販売されている工業用のシリコンスプレーを用いる方も多いようです。
ただ、使用感や臭いが気になる方にはあまりお勧めできません。また、市販のシリコンスプレーにはオイル成分が含まれていないため、湿度や艶を出すという点ではベビーオイルの方が優れていると言えるでしょう。
ベビーオイルでお手入れした後に、市販のシリコンスプレーでコーティングする方法もあります。ベビーオイルは使ってみて使い心地が悪いと感じたら、ウィッグ専用品に変え、臨機応変に使用していきたいですね。